こんにちは。
すーです。
三連休はいかがお過ごしでしょう。
今回は「令和の美の基準に抗う」シリーズです。
★目次
前回までの記事をおさらい
vol1.【映画『アイ・フィール・プリティ!』から学べ!令和の「美の基準」に抗う】面長・奥目・中顔面が長い・イエベなど、全部可愛い
vol2. 自分の娘が「二重整形手術をしたい」と言ってきたらどうするか【令和の美の基準に抗う!vol.2】
今日はvol.2の補足的な感じでつらつらと。
(まだ読んでないひとは『vol.2自分の娘が「二重整形手術をしたい」と言ってきたらどうするか』から読んでね)
前回の記事を自分で読み返しながらも、色々と言葉足らずなことが多く反省。
娘に整形したいと相談された時の私の応えとして
「人と比較してしまうアナタの心が、美しくないのよ」
「自分で美の基準を築けるようになってから判断しなさい。」
と説教くさく、たらたら述べたわけですが。。
結論から言うと、私は二重整形は反対しない。
「自分の人生なんだから、自分の好きなようにすればいいよ。」
と、実際は言うだろう。
我が子が、ある程度大人になって悩んだ末の決断であれば、相手を信じて支持してあげたい。
ただ、それをしてあげられるのは、自分で費用が用意できて、どんな結果になろうと自分で責任を負えるようになってから。
まだ自分ではお金が稼げないくらいあまちゃんの時に
「一重がいやだ。整形したい」って言ってきたらどうしよう。
「そう?ママはとっても可愛いと思う。
大人になっても、どうしてもその可愛さに気付けなかったら自分でお金貯めてやればいいよ。
ママが今簡単に出してやるよりも、色んなことに気づけると思うから。
いつか一重がなくなると思って、それまでは大事にしてあげてね」
と言ってあげられたらいいな。
自己肯定感を育む教育
そもそもコンプレックスに負けないくらい、他の部分で胸張ってもらえるようにするために、教育していくのも大事だなぁと。。
タラタラと言葉にせずとも、大事なことに気付いてもらえる育て方をしたいものだな。
(そもそも、子どもなんて出来るかわかんないのに杞憂すぎる)
正しい褒め方について書かれている記事↓
とても参考になった。
自分基準で美を定義する方法
あとは、周りに流されずに”自分基準”を定義できるようになるには、「感性を磨く」ことも大事な美育(食育みたいに言ってみた)の一つだろう。
- 慣れ親しみのない芸術作品や音楽を鑑賞してみる。
- 日常から離れた自然の中で、初めて出会う風景や生き物を見つけてみる。
- 海外に行って色々な文化や価値観に遭遇して、自分の価値観をアップデートする。
流行りのものばかり嗜んでいるとどうしても偏った感性が出来上がってしまう。
「昔の人はなんでこれを美しいと思ったんだろう?」
「この国の人達にとって美しいと思うものはなんなのだろう」
「なぜ人々は自然に癒されるのだろう」
その答えを自分の感覚で導いてみてほしい。
他人基準と自分基準の価値観
結論としては、どっちの基準も大切にしたい。
私には昔から無意識でやっていることがある。
自己と他者の「違い」と「共通点」を探してしまうのだ。
外見でも考え方でも育ちやプロフィールなんでも、そして価値基準においても。
(親が移民の子あるあるかもしれないが、子どもの頃は人一倍”アイデンティティ”を強く意識してきた)
昔はそれを受け入れられずに苦労する部分も多かったが
「違い」も「共通点」も素直に受け入れられた時に、それらは「個性」と「共感」として生まれ変わるのだ。
人と違うことはかけがえのないことであり、
人と同じことは繋がりである。
どちらも同じくらい大切なのである。
人間には美しいと思えば、美しいと思える能力がある。
エレガント人生 しょうこさんのセリフがまた頭に浮かびますね。
日本や韓国の女性は、「他人の価値観」を正解にして、そこにたどり着くまでの努力はめちゃくちゃするのに、自分で価値観を築いていくことを蔑ろにしている傾向がある気がする。
だから、みんなで同じ正解を目指して、似たり寄ったりな雰囲気になりがち。
他人の価値観を軸にする考え方とは
例えば
ex1)
綺麗な人は痩せている
→Aさんは痩せている/私は太っている
→Aさんは綺麗な人/私は綺麗ではない
ex2)
美人は二重である
→Aさんは二重/私は一重
→Aさんは美人/私は美人ではない
のように、他人の価値が起点となっている。
自分で価値観を築ける人とは
例えば
ex1)
私は平均体重よりも重いor少ない
→自分にとって一番健康でイキイキできる体系である
→健康体な人がキレイな人
ex2)
私は一重
→一重だからできる魅せ方がある
→コンプレックスを強みにできた自分は美しい
のように、まずは事実から出発して、結論は自分で良い方に解釈できるスキルがある
いいたいこと伝わっているかな。。
事実起点で、ポジティブに解釈するトレーニングとして
先ほど述べた、”流行りもの以外のものに触れること”が有用である。
ぜひ、昔の人の絵画や彫刻にふくよかな女性が多い理由や、
ピカソやダリの奇天烈な作品がみんなに認められた理由を想像してみてほしい。
「美しいと思う能力、美しさに気付ける能力」はそういうところで育まれるのだと思う。
まとめ
- 一重の娘の二重整形手術は反対しない
- 自己肯定感を育むことも大事
- 自己肯定感を育む一環として、美育(感性を磨く教育)も必要
⇒流行りもの以外の物事に触れて、美しさを見出す試みが有用
- 他人基準と自分基準の価値観どちらも大事。でも日本人は自分の価値観を築くことを蔑ろにしがち
⇒事実起点で、美しさを見出すトレーニングをしよう