心が弱めな若手SE(仮)のあれこれ

平穏な人生の運用管理

【HSPさんや考えすぎな人におすすめ】不安や悩みをリセットしてくれる本

★目次

 

はじめに

将来が不安。

今の生活に不満。


この社会で生きる私達は

常に不安に煽られ、人と比べられ

それを補うために様々な商品を買わされている。


「有名大学に進学しなさい」

「優良な会社に入りなさい」

「(この社会において)価値のある人間になりなさい」

「女性は綺麗でないとダメ」

「お行儀良く振る舞わないとダメ」

「将来のために備えろ」

 

誰かに直接言われたわけではないけど、

どこからともなくそんな囁き声が聞こえてくる。


インスタのストーリーやYouTubeで流れてくる脱毛や美容医療のコマーシャル。

電車で吊るされたポスターには、合格実績が書かれている塾、年収がいくらUPしたか書かれている転職サイトの広告。


何も考えずに生きていると、そんな広告達に不安を煽られて

自分のペースで生きて行くことがいけないことみたいに思えてくる。

そんな風にただでさえ無意識にストレスに晒されているのに、人生には色んなイベントが起こる。


志望校への受験、優良企業への就職、良好な人間関係、順調なキャリア、理想の結婚、出産、健康な身体、愛する人との生活。


全てを手に入れることは難しく、

時には何かを諦めなければいけない状況になることも。

他人には当たり前にあって、自分はどう足掻いても手に入れられないものがあると実感させられた時、自分の人生を憎みたくなる。


美味しいご飯が食べられて

大事な人と過ごし

毎日笑って過ごせるだけで

本当は幸せなはずなのに


そんな風に色んなことに気付きすぎるが故に

考え過ぎてしまう私が、

心をクリーンアップさせたい時に読む本をご紹介します。

 

 

 

無 MU(最高の状態)

 

 


原始仏教脳科学の根拠に基づいたメソッドで、正解のない悩みを解決する


どんな人におすめか

・生活にマインドフルネスを取り入れたい人スマホ依存や、余計な考え事で脳が支配されている人)

人からよく「考え過ぎ」と言われる人、HSPさん

脳科学原始仏教に興味がある人

・MBTIや16personalitiesでNの割合が高めの人

まとめ・感想

虚構...脳が「物語を作り出す」(脳は事実を純度100%の事実として捉えられない)というお話が個人的にはかなり印象的だった。


降伏...人生で出くわす不利な状況で得た痛みは誰にも避けられない。

しかし、それを受け入れることができる人と受け入れられずに、次なる痛み(不安や妄想、それが起因となり体調を崩すなど)を生み出してしまう人がいる。

受け入れられる人は、反芻思考をやめて、自分の性格や感情を受け入れることが出来る人達である。

っていう話も個人的にはしっくりきた。周りにいる人を思い浮かべながら読むと、話がスーッと頭に入ってくる。

 

反応しない練習

 

 

心のムダな反応を止めることで、いっさいの悩み・苦しみを抜ける方法


どんな人におすすめか

人から「考え過ぎ」とよく言われる人、HSPさん

反芻思考する癖がある人

・動揺、緊張、不安、苛立ち などのネガティブな感情をうまくコントロールしたい人

 

まとめ・感想

悩みの根本は「心の反応」がある。

朝の通勤ラッシュでゲンナリしたり、

心無い相手の態度にイラッとしたりするのは、

心の反応があるから。

このように、余計な心の反応を止めることで、人生のストレスを軽減させよう!というのがこの本のテーマ。

仏教的な考えと、実践的なトレーニンについて書かれている。

 


アンネの日記  

ドイツ系ユダヤ人の14歳の少女が

ナチスによる「ユダヤ狩り」から逃れるために

隠れ家で生活していた時の日記

 

どんな人におすすめか

・昔からちょっとした不安や不満が絶えない人

・自分の生活に物足りなさを感じている人

・他人の考えていることに興味がある人

・自分の意思がなく周りに流されて生きていると感じている人

ユダヤ人の考えや、第二次世界大戦中の歴史について興味がある人

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まとめ・感想

笑いあり、涙ありのハートフルな日記でした。

意外だったのが、恋愛要素があったこと。

年頃の女の子が、制限だらけの不自由な暮らしで、たくさん学び、たくさん考えてたという事実を知り、

そんな無邪気な彼女に心が張り裂けそうになった。


アンネの夢は、どれだけ耐え忍び、最後まで諦めずに希望を持ち続けても、叶えられない。

そんな彼女が抱いた夢や希望は、

現代の私たちにとって、少し勇気を出して行動すれば叶えられる事実ばかり。

太陽を浴びて、新鮮な空気や微風を感じること。

美味しいご飯を食べること。新しい人に出会うこと。恋すること。友達と大声で笑い合うこと。

全ての一瞬一瞬が宝物だという事実に気付かされる。

 

夜と霧

 

ユダヤ人としてアウシュヴィッツに囚われ、奇跡的に生還した著者の「強制収容所における一心理学者の体験記」


どんな人におすすめか

・日頃の生活に忙殺されて自分を見失っている人

・自分が進むべき道を見失い、周りに流されて生きていると感じている人

ユダヤ人の考えや、第二次世界大戦中の歴史について興味がある人

生きている理由を探してしまう人

・極限状態の人間心理に興味がある人

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まとめ・感想

こんな想像を絶する凄まじい描写が、ノンフィクションという事実に驚き。

「人生はどんな状況でも意味がある」といったように

最悪最恐な状況ですら、ポジティブに言い換えてしまった著者が本当にすごい。

 

この本を読んでからは、私自身も日頃感じた違和感や苛立ちは自分が成長するための脱皮段階であり、行動開始の合図だと捉えるようにしている。


KEEP MOVING 限界を作らない生き方: 27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由

 

 

27歳でALSの宣告を受けた武藤さん。

当時勤めていた博報堂では、「これから自分でやりたいことを実現してくぞ!」っていう時だった。

ALSは、全身の筋肉が動かなくなり、声も奪われ会話することも不可能になってしまう恐ろしい病気。

そんな絶望的な状況から、病気の困難を乗り越えて、行動し創造し続ける武藤さんの考えに触れらる本。

どんな人におすすめか

ポジティブ思考を身につけたい人

日頃の生活に忙殺されて自分を見失っている人

・自分が進むべき道を見失い、周りに流されながら生きていると感じている人

・ALSという病気について興味がある人

まとめ・感想

今まで紹介してきた「無 MU」や「夜と霧」で書かれいてたことをまさに現実世界でやっている人。

困難な状況を受け入れて、

そこから自分には何が出来るのか、

考え抜いて考え抜いて、

やると決めたら、一気に突っ走っていくのが武藤さん。

楽曲制作、フェス、アパレル、アーティストとのコラボ活動など

あらゆる創作活動を通じてALSの啓発に取り組むマサさんのパワフルさを感じずにはいられないエッセイ。

 

最後に

私はやっぱり悩むのが趣味です。

悩んでも「行動」できればいいのです。

悩んだ末に選択した「行動」は、

自分の意思で決めたものだから。

 

それでも「行動」できないくらいに悩んでしまっては本末転倒。

そういう時に、こういった本達が色んな視点を与えてくれる。

正しいところで悩み、行動できるように正してくれる。

だから本は、道しるべみたいなもの。

 

敷かれたレールでさえも自分の意思で進みたい。

時間かけて迷って悩んでマイペースに生きていきたいなって、

本をまとめながら思いましたとさ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます♪