心が弱めな若手SE(仮)のあれこれ

平穏な人生の運用管理

HSPはシステムエンジニア(SE)に向いているのか

 

こんにちは、まゆです。

 

今回は繊細で気にしすぎてしまいがちなHSP

システムエンジニア(以下、SE)に向いているのかについて

私なりに考察してみました。

 

私自身は新卒でIT企業にSEとして入社、その後4年ほど働き、

今は転職して厳密にはSEではないのですが、SEのような仕事をしています。

 

そんな私が4年働いて感じたことなどを踏まえてSEに必要な力、

HSPの長所をどう活かすかなどを考えたので、ぜひ参考にしてください!

 

★目次

 

今回考察するSEの種類について

SEといっても色々種類があって、私の体感では自分に全然合わないものと

合うものがあったので、今回は以下を想定して考察したいと思います。

 

  • アプリケーションエンジニア
    各種アプリケーションの設計・開発を担当するエンジニアのことを指します。
    恐らくSEといえばこのエンジニアをイメージされている方が多いと思います。
    コードを書いたり、ものづくりと呼ばれている作業をします。

 

  • インフラエンジニア
    コンピュータやネットワークなどのITインフラストラクチャを
    構築・運用するエンジニアのことを指します。
    私は1年くらい経験しました。

 

注意したい点

これから就活や転職を控えているという方はぜひ注意していただきたいのが、

SEと言っても企業によって定義が違ったり、業務内容が全然違ったりします。

私は新卒でプロジェクトマネージャー(以下、プロマネ)になりました。

 

プロマネって上の人がやるんじゃ?と思われがちですが、

最近は若いうちからプロマネを経験してほしいと考えている企業も多いです。

 

結論で言うと、HSPである私は

SEという職種自体は自分に合っていたけど、プロマネは向いていなかった

と思います。

 

前からこのブログを読んでくださっている方は、

私がプロマネで病んだことをご存知かもしれません。

 

病んだ理由については以下の記事に書いているので、

気になる方は読んでみてください!

myans.hatenablog.com

 

プロマネは向いていないと思いましたが、

プロマネ以外のSEはいくつかの面で向いていると思うので、

次章から紹介したいと思います。

 

HSPがSEになってよかったと思うこと

IT業界+SEはリモートワークOKなことが多い

正直これはSEになってよかったこと第一位かもしれません。

IT企業というからにはIT環境が整っていて、

リモートワークが導入されている企業がほとんどだと思います。

加えてSEという職種は、リモートワークをしやすいです。

 

人混みや他の人がいる状態で働くのが苦手のHSPにとって、

家やカフェなど自分の好きな場所(制限がある企業もあります。)で

働くことができるのはとてもメリットだと思います。

ただし、あくまでもリモートワークを導入している企業が多いというだけで、

プロジェクトにもよって出社が必須の場合があるので、注意が必要です。

 

(営業や企画に比べたら)競争やプレゼンの機会が少ない

HSPの人は多いと思いますが、

私は目に見える競争や人前でのプレゼンが苦手です。

目に見える競争はドラマとかでよく見る部署の個人の売上が棒グラフになって

貼り出されているイメージ。実際には見たことないです。

 

人と競争する場やプレゼンの場は(営業や企画に比べたら)少ないと思うので、

その点でもSEでよかったなと思います。

 

HSPがSEの業務で活かせる長所

相手の気持ちを深く考えるので、隠れた要望などを汲み取れる

共感能力が高く、相手の気持ちを考えることができるという長所を活かし、

他のメンバーやお客さんの気持ちにも寄り添うことができます。

寄り添いすぎて疲れてしまうのが良くない点でもありますが…

 

相手の気持ちを考えすぎてしまうと裏返しになりますが、

HSPは相手の気持ちを考えることができます。

特に要件定義では、ユーザ視点に気づくことが出来る等、

使い手の気持ちに寄り添って要件を検討できると思います。

 

細かい部分に気づく洞察力を持っている

細かいところに気がつく、感度の高いHSPの長所を活かせると思います。

 

上流工程を担うSEでも下流工程を担うSEでも非常に重要視される力です。

例えば

  • 要件定義で、顧客の発言から潜在的なニーズを見抜くことができる
  • テスト工程で、予期せぬ欠陥を未然に防ぐような緻密なテストを実現できる

などです。

 

これだけは私も実感したことがあり、一度テスト工程を任せてもらった時に、

使い始めたばかりの顧客目線(システムに精通していない目線)の操作をして

バグをいくつか見つけ品質向上に貢献できたことがあります。

 

その他SEに必要な力

技術力

当たり前ですが、SEはエンジニアなのでITの知識や技術力が必要だと思います。


一方でSEになる前から知識や技術力を持っている必要があるかといえば、

そうではないと思います。もちろん持っているなら強みになります!

 

正直なところ、この力についてはHSPとの相性は特に関係なく、

ITに対して拒絶反応がない人

であれば問題ないと思います。

 

実際SEと言ってもプログラムを書くことはほとんどなかったり、

最近はプログラムをなるべくガリガリ書かなくても開発できる、

ノーコード開発やローコード開発といった技術も流行っています。

 

実際私もほぼプログラミング未経験で、不安を抱えてIT企業に入社しました。

ところが、全くプログラミングしないプロジェクトに配属され、

社会人になって4年経ちましたが、一度もプログラミングしないという結果に。

 

逆にプログラミングがっつりするプロジェクトに配属になった同期は

嫌でもプログラミングに定期的に触れるので、

今じゃすっかりコードを書ける人になっています。

 

私もコードは書けませんが、基本的なITスキルは身についたと思います。

つまり、技術力はSEになってから身につければ良いと思います。


問題解決力

問題解決力とはもちろん自分で解決方法を考えたり、

調べたりすることも含まれますが、

新人は特に困ったときに人に相談や質問ができる力が大事です。

 

困った時に人に相談や質問ができる力については、

少しHSPの人は苦手意識があるかもしれません。

正直、私も相手の顔色や反応からタイミングを考えすぎてしまい、

相談や質問が遅れてしまいがちです。

 

でもそんな時は自分と相手をきちんと分けて考えてみてください。

↓の記事にも書きましたが、質問できた勇気までがあなたのものです。

myans.hatenablog.com

 

苦手意識がある方は、ぜひ一緒に克服して行きましょう〜

 

まとめ

HSP気質をもつ私にとって、SEという職種は、

性格に合っている部分や長所が活かせる部分が多々あります。

 

ただし、SEと言っても、企業や部署、役割次第でも大きく異なり、

私のプロマネの経験のようにイメージとは異なる業務を行う可能性もあります。

実際の業務内容の例や先輩社員の声などを積極的に聞き、

自分が希望しているSEになれそうなのか、見極めることが重要だと思いました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!