心が弱めな若手SE(仮)のあれこれ

平穏な人生の運用管理

「毒親」ほどじゃない、「むずい親」(非常識、モンペ)の話

こんにちは。すーです。

 

まだ前回の記事読んでない人は読んでってください。
私の相方が、ストレスマネジメントを頑張ってます!

myans.hatenablog.com

 

今日は私の両親について。

 

「むずい親」という表現、YouTubeのコメ欄で見つけてしっくりきたのでそのまま採用。

youtube.com

こんな人本当にいるのか?笑

 

そして、私の親もいわゆる「毒親」未満の「むずい親」

そんな「むずい親」の存在が自分にどんな影響を与えたのか振り返ってみます。同じ境遇の人がいれば少しは味方になれるかもしれない。今回は内容濃いめで自分語り多めだけど、最後まで読んでくれると嬉しいな。

 


私の親はいわゆる「毒親」とは異なり

形容しがたく、他人からも理解してもらいづらい厄介なタイプの親。

SNSのコメ欄を見ると同じようなモヤモヤを抱えている人達って結構いる気がする。

そして「いやでも、自分を産んでくれた親なんだから大切にしなよ」

「虐待されたわけじゃないんでしょ?」

「感謝の気持ちは持った方がいい」

というような、想像力が乏しく無神経な言葉を投げられることはほとんどなくなったけど、ネット上ではそういった考えを押し付けようとする人はまだ一定数いる印象。

 

私は、自分の親を頭の中で呪い殺す勢いで憎く思うことが幾度もあった。

今では、そういった好き嫌いの感情はだいぶ薄れてきている。

けれども、感謝とか尊敬とか信頼とかそういった感情を抱きたくても、それは本心ではなく、義務的なものとしてしか抱けない

 

まずは一般的な毒親のイメージ

過干渉

テストで親の満足する点数を取らなければ怒られる。

子どもの意思を無視して習い事をさせたり、偏差値の高い学校通わせようとするなど、自分のコンプレックスを子どもを通して解消しようとする。

自分が信仰している宗教に入信させ、学校行事に参加させてもらえない。ゲームやアニメ、漫画、恋愛も禁止。

 

ネグレクト

小さな子どもを置いて、夜遊び。パチンコ。

ある程度育ってからは、子どもに家事や料理を押し付ける。(その間親は、仕事をする訳でもなく遊びにでかけ帰ってこない)


虐待・DV

暴力、言葉の暴力、近親相姦

 

このような親の家庭で育ったヤバさは、説明しなくても事実だけで、どれだけ大変な家庭で育ったか誰でも想像できる。しかし、そういう親を持つ子どもは、私達の想像を絶する世界を生き抜かなければならない。

そして、流石にそのような親を持つ子どもに対しては「感謝しなよ」なんて言葉を投げかける権利は私達にはないだろう。

 

一方、表面的には普通の家庭なんだけど、内側がグチャグチャな機能不全家族。不幸っていうには大袈裟だけど、持つとそれなりに苦労する親。

=むずい親

親が不倫 

不倫が発覚するとどうなるでしょう。

実体験を話します。自分が高校生の頃、父が不倫した。父親が不倫した事実よりも、母親がそれに対してヒステリーを起こしていることの方が不快だった記憶がある。

「あの男はわたしの友達と寝た。気持ち悪い最低の男だよ。あなたも何か言いなさい」って母親に言われることの煩わしさと嫌悪感。

父親に対しては生理的な気持ち悪さを感じると同時に、子どもを巻き込んでまで自分を守ろうとする母親を軽蔑してしまった。

ある程度常識のある人だったら、血のつながった子どもの父親を悪く言うことがどれだけ子どもを傷つけることになるか想像できると思ってたから。


両親が非常識(おそらく発達障害) 

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わたしの父親はおそらくASDアスペルガー)あるいは、何か神経症傾向が強く、コミュニケーションの取り方がとても独特だ。 

フレンドリーに見せかけて、とてもプライドが高いため地雷を踏むとすぐに癇癪を起こす。もっとわかりやすく言うと「モンスターペアレント」という言葉がしっくりくるかもしれない。

わたしの兄が幼稚園のお泊まり会でお風呂の時間にオシッコをふりかけた(うちの家庭では風呂場でしょんべんをさせていた)ことを連絡帳に書かかれた。それに対して父親は5枚ほどの長文の手紙を幼稚園の先生に渡した。母は、中身を理解していなかったが、その後何も悪くない幼稚園の先生が申し訳なさそうに謝ってきたらしい。

また、わたしが小学生の頃通っていた塾で、テストの費用をその月に払っていなかったらしく、テストを受けられずに帰宅したことがあった。その旨を伝えると、父親は激昂して塾に電話。「お前はわたしの娘に謝りなさい。」それが本当に嫌で隣でやめてほしいと訴えながら泣いた記憶がある。

次に塾に行くのが気まずかったが、何事もなく行って帰った日に「ちゃんと先生は謝ってくれたか?」と父に聞かれ、「うん」と嘘をついた。

直近の話だと、兄の結婚式で父はお酒を飲み過ぎて、誰も席を立っていないのに1人立ち歩いて色んな卓の人にだる絡みしていた。それを見かねた兄は、わたしに父親を止めるように連絡をしてきたので、わたしが注意すると、不機嫌になって結婚式場の人にキレて帰ってしまった。空気を読むことが壊滅的にできない。

父もこれだが、母親も大概。

お腹を壊したらすぐに救急車を呼んだり、夫婦喧嘩で警察を呼んだりするタイプ。

お店の人にも図々しく、クレームをつけたり(本人はクレームのつもりがない)人前で悪態をついたりする。


比較的事勿れ主義のわたしにとって、

このような親を持つことはとても恥ずかしく気まずくなることがあった。

そして、そういうことがあるたびに親に対する信頼感も薄れた。

 

経済的な問題がある(貧困・借金)

お金が無いせいで家庭環境が崩壊するのはよくある話。父親が借金背負ってる、母親に経済力がないため夫婦仲が最悪でも離婚できない、新興宗教やマルチなどで大金を失った。などなど山上容疑者もこういった家庭の犠牲者だ。(彼の母親は完全に毒親と言えるが)

わたしの家庭は、昔はある程度経済的な余裕はあった。しかし、私が高校に上がった頃、父親の非常識な気質のせいで失職してから、もともと悪かった夫婦仲が悪化。母は、家計簿をつけたり、自炊して節約するなどのスキルがほとんどなかったため、「家計を一緒に支える」という思考にならず父親に責任をなすりつけ叱責。

「金持ちと結婚したかった」と、わたしがいる前で、母の友達に愚痴をこぼしていた。

「アンタも結婚するなら、金持ちね」とのこと。

毎日怒号が鳴り止まない。父親が家族みんなに除け者にされ1人で食事、家に居場所のない父親が不倫、それが発覚して夫婦仲悪化の無限ループ

私が大学生になると、ローン返済途中だったマンションを売り出して、家を引っ越すと同時に両親は離婚し、家族は解散した。

両親が不仲

不仲にも程度があると思う。親が勝手に喧嘩してる分にはまだ平和な方だ。

親が子どもに対して、お互いに相手の悪口を言ってきたり、自分に加担させようとしたりしたら結構最悪。

私の場合、父親には「すーちゃんの母親は教養がない。若作りにしか脳がなくて、ヒステリーで、建設的な会話ができない。人のやる気を奪うのが得意で、お父さんは仕事頑張れない。なんで結婚したか分からない」と言われ

母親には「あの男は、頭がおかしい。何言ってるかわからない。仕事もしないし、お金もないのに、女に大金を使って許せない。気持ち悪い。結婚して後悔した」と言われた。

言われた悪口は事実だと思うし、今でもそんな親を理解するのってなかなか難しい。

自分もそのような気質があるのではないかと不安になることもあり、自己肯定感が下がる一因にもなっていた気がする。


ヒステリー

母親のヒステリーというのはかなり厄介で、人前ではいい顔をしているのに、そこからは想像できないような声と言葉を自分達に吐き散らかされた時のストレスといったら。

外面だけ良いので周りからは好印象だから、なおさら理解されづらいのが余計腹立つ。

1番キツいのが、コミュニケーションを破棄された時。お互いに折り合いをつけて解決策を導き出したいのに、母は思い通りにいかないと聞く耳を一切持たなくなる。一方的に暴言を吐かれて、私は言い返したら負けだと思って我慢しようとする。が、キャンキャン声で暴言を吐かれている間は頭がガンガンして後頭部からジワーッと血が上っていく感覚があり、とうとう我慢できなくなって言い返してしまう。

母親なのに子どもみたいな理由で言いがかりをつけられるのが納得できなかった。

母「ママね、○○さんにキレイて褒められたの」

私「どうせお世辞だよ」

母「アンタ、性格悪いね。嫌な女」

私「お母さんの方が嫌な女だよ」

母「うるせー!お母さんはもっといい子に育てたのに!生意気!」

とキレられ、小学校の先生に電話でどういう教育してるのかってイチャモンつけたことがある。

今思うと低レベルな喧嘩で母はヒステリーを起こしていた。

親が犯罪者

人には言えないため理解されづらい。1人で抱えていくにしては、負担が大きすぎる事実。殺人、窃盗、詐欺、痴漢、横領、万引き、故意ではない事故・法に触れる出来事など。

親を大事にしてる人こそ想像してみてほしい。うちの親は絶対こんなことやらないって思ってる人に。

自分の親がこういった類の犯罪に手を染めてしまった時、自分は今みたいに親を大事にできるのか。

そして、実はそういう親を抱えながらも表では「普通」を装っている人達がいることを。

「親には感謝しないとね」なんて無神経な言葉を押し付けてしまわないようにしてあげて。

 

長くなりそうなので続きはこちら

myans.hatenablog.com

 

ちょっと重い話が続いたのでおまけ▼

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